友人のこと 2
Rは私にとってランダと呼ぶのでなく、R、それも日本語のカタカナ発音で呼ぶ方がピンとくる女です。
R、R、R。
前回彼女に会ったのは、私がパリに来たばかりの頃だったから少なくとも6年前。
そしてその前はそれに先立つこと2年日本から出張でパリに来ていた時に仕事を通じて初めて彼女に会ったのでした。
彼女は私が日本語を通して知り合った数少ないフランス人の一人だった。
フランスに住むなどという発想すらなかったあの頃、日本語が話せるRは短期出張中の私たちにとって、通訳であり案内役であり、そうしてフランスという未知の国への扉そのものでもあったのです。
フランスではこう、といわれればなるほどそうかと思い、フランス人ならこうする、といわれればそんなものか、と感心した。